人前式|人気の演出は?挙式の流れ・費用は?

人前式とは、宗教に関係なく出席者を証人とする挙式。
特にルールもなく儀式的な規律にとらわれないことから、個性を大切にしたいカップルに支持されています。
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人前式とは

人前挙式とは、家族や友人など大切な人たちに結婚を誓うセレモニーです。
キリスト教や仏教などの宗教による式ではないので自由で個性的な演出が可能になりますし、アットホームな雰囲気の中で行われる式であるのが特徴です。

決まった式次第はないので、誓いの言葉や指輪交換などに、ふたりのアイデアをプラスしたオリジナルの挙式を実現することもできます。ただし、まだ新しいスタイルなので、どのような式なのかを家族や親戚など、年配の方にはあらかじめ伝えて説明しておく方がよいでしょう。

(1)人前式のメリット

進行や演出が自由!
人前式のメリットは、何といっても挙式の進行や会場を自由にアレンジできること。
どんな進行にするのかどんな演出にするのか、2人で考えることができます。

たとえば、全員で一緒に空に風船を飛ばすバルーンリリースや、参列者から新郎新婦に指輪を渡すリングリレーなど皆で楽しめるような演出も実現可能。

費用を抑えることも可能!
挙式と披露宴を同日に行うのなら、同じ場所の方が便利です。さらに、人前式は場所を選ばずに行えるので、ガーデンやホテルのロビーなどでも挙式が可能な場合があります。また、披露宴の最中に行うこカップルもいます。

その場合、他の挙式スタイルより費用を抑えることができることもあります。ただし、会場によって異なるので事前に確認を。

(2)人前式のデメリット

時間配分が難しい
ゲストに参加してもらう演出は盛り上がりますが、段取りが分からないゲストがいると、予定どおりに式が進まないことも。「演出が予定通りに進むか心配で、感動するより緊張してしまった」というカップルもいるので、いろいろな可能性を考えてリハーサルをしておく方がよいでしょう。また、式が間延びしないように時間配分にも注意するようにしましょう。

(3)人前式の流れ・進行方法

人前式の魅力は自由な演出ですが、自由にできるとはいってもある程度の厳粛さも必要です。開式の言葉や結婚誓約書への署名、指輪交換などは入れておく方がよいでしょう。
ここでは、代表的な人前挙式の進行例についてご紹介します。

新郎新婦入場
司会者による開会の挨拶でスタート。
新郎新婦2人で入場します。
キリスト教式と同じように父親と神父で入場したりすることもあります。

開会の言葉
式の進行役が、結婚式の開会を宣言して、新郎新婦を紹介します。

誓いの言葉
新郎新婦が、ふたりで考えた言葉を一緒に読み上げます。
特に形式はありませんが、両親に対する感謝や出席者にお礼を述べるのもよいでしょう。誓約文については、後ほど文例をご紹介しますので参考にしてください。

指輪の交換
キリスト教式と同様の儀式。この時にリングリレーなどの演出を取り入れるのも、おすすめです。

結婚証明書や婚姻届にサイン
結婚証明書や婚姻届にサインします。
オリジナルの結婚証明書を作成してゲスト全員にサインしてもらう時には、式が始まる前に受付に置き、あらかじめ署名をもらっておきましょう。セレモニー中にふたりがサインをすることで完成するという演出になります。
その他、立会人や両親などに署名してもらう演出もおすすめです。

結婚宣言&ゲストの承認
進行役(または立会人)が、結婚が成立したことを宣言します。
列席者全員の署名をもらった場合には、その証明書をゲストにお披露目します。
ゲストは拍手などで賛同の意思をあらわします。

新郎新婦の挨拶
ふたりから賛同してくれたゲストへ感謝の思いとお礼を伝えます。両親への花束贈呈のセレモニーを入れることもできます。

閉会の言葉&退場
進行役(または立会人)が閉会を宣言し、キリスト教式と同じようにふたり揃って退場します。もちろん、退場の仕方に決まりはないので、個性的な演出を考えるのもOKです。

(4)人前式の衣装

人前式の衣装についても、特にルールがあるわけではありませんが、ウエディングドレスを選ぶカップルがほとんどです。
場所がレストランであれば、少し短い丈のドレスを選ぶと動きやすいですし、上品な雰囲気を演出したいなら、スレンダーラインのドレスがおすすめです。

マーメイドライン

ひざ下から、人魚のように緩やかに広がるシルエットが美しいドレス。

プリンセスラインライン

スカート部分がふんわりとボリュームがあるライン。きゃしな人は、シンプルなドレスだとさみしく感じることがあるので、プリンセスラインラインで顔まわりをパッと明るく演出するのがおすすめです。

スレンダーライン

細身でスッキリとしたシルエット。大人っぽく、上品な雰囲気を出したい時にぴったりのドレスです。

Aライン

ウエスト部分はスッキリとし、スカートはすそにかけて緩やかに広がる。ドレス全体がアルファベットのAのように見えるシルエットです。
重心を下げないドレスなので、背の低い人におすすめ。ハイウエストの切り替えで、足長効果もあります。

ミニ丈

ヒザが見えるぐらいのシルエットのドレスは、レストランやゲストハウスで行う人前式におすすめ。動きやすいですし、軽やかでフェミニンな印象を与えてくれます。

新婦のドレスが、印象を大きく左右しますので、いろいろ試着して一番似合うシルエットのドレスを選びましょう。

(5)人前式の費用

人前式は、キリスト教式や神前式などに比べると、費用を抑えることができます。
会場や料理の費用などを別にすれば、演出に使う小物などの費用だけで済みますので、予算5万円ほどで人前式を行ったカップルもいます。
ただし、この場合司会や受付をしてくれた友人へのお礼、立会人へのお礼などは含んでいませんので、その点については注意が必要です。

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